賃貸不動産に係り約20年、たくさんの失敗や成功を経験したせとや不動産の店長が不動産管理についてお話いたします。
不動産経営には欠かせない管理業務。自分でやってできないことはないですが、意外と面倒となる細々した業務や対応が多く、専業大家さんではない場合は、大変な思いをされている方も多いと思われます。
また、長年個人で管理をしてきても最近のコロナ過などにより空室が目立ってしまい、収益性が悪くなっているなんてこともあるかもしれません。
大手だから安心と頼んでみたものの、全然決まらないし、家賃は下がる一方だし、大好きなビールが発泡酒に…、とお悩みのオーナー様、ぜひ一度当社へご相談くださいませ。
現在の状況を確認し、収益性を向上させるご提案をさせていただきます。
まずは簡単に改善できる入居率アップの方法【入居者募集編】からご紹介させていただきます。
どうしてお部屋が決まらないの?賃貸管理で一番の悩みどころが入居者募集ではないでしょうか。ずいぶん長いこと決まらないなんていう話を最近よく耳にします。入居者が決まらない理由は必ず存在します。建物や内装が古い、賃料が高いなどの理由はだれでもわかりますが、実はそれ以外にも理由はあるんです。
いくつかご紹介させていただきます。
募集を依頼している不動産会社の対応に問題あり!
一番近くにいる存在なのに意外と気付かないことが不動産会社の対応の悪さです。
不動産会社は、オーナー様のお部屋が空室になっていても、特に困ることはありません。たまに「なんで決まらないんだ」とお小言を言われる程度ではないでしょうか。
そんな状況に胡坐をかいている会社は、面倒だからと態度が横柄であったり、電話対応が雑であったりなど、接客の基本ができていない不動産会社がたくさんあります。
オーナー様の前では、笑顔でさわやかに接していても、同業不動産会社やお客様への印象が悪く、決定的なチャンスを逃すことにつながります。不動産屋さんの教育も成約につながる一つの手段です。
ルームクリーニングの仕上がりが△
入居者が退去したらまず必要となるのが、リフォームやクリーニングです。なかでもルームクリーニングは、内覧に来るお客様の一番目につきやすいポイントで仕上がりの良し悪しで、入居率に影響がでることがございます。意外ときれいだったから「自分でササッと掃除して貸してしまおう!」なんてオーナー様は要注意です。
ルームクリーニング専門のプロのお掃除屋さんとは、仕上がりに大きく差が出ているんです。代表的なとことでは、水回りのカビや水垢、バルコニーや窓ガラス、浴室の鏡など、素人が見てもはっきりと違いがわかるほど、仕上がりのレベルが違います。
理由は使っている洗剤や道具と清掃のコツです。ぜひプロの清掃業者に依頼することをオススメ致します。
インターネット広告での写真の見栄えが悪い
最近のお部屋探しの流れは昔と違い、インターネットでの広告がすべてとなります。スマートホンの普及によりいつでもどこでも手軽に探すことができるようになりました。便利な時代です。
不動産営業マンの胡散臭い話を聞かずに、自分の好みの条件を入力するだけでサクっと表示され、しかも、360度ぐるぐる見れるパノラマ画像や動画などが手軽に見ることができる時代となりました。
そんな現在の入居者募集ですが、「このお部屋を実際に見たい!」と思わせなければどんなに好条件のお部屋でもNGなんです。
どんな写真がイメージが悪いのかというと、悪いポイントを上げさせていただくと
①灯の付いていない薄暗い写真
②構図が悪く床が斜めになった写真
③どこの何を映しているのかわからないドアップの写真
④せっかく高いお金をかけてリフォームしたのに、数年前の古い内装の写真
人間にはいろんなタイプの感覚を持ったものがおりますので、思いがけないところで足を引っ張っていること意外とあるんです。「募集お願いね」とまかせっきりにしないで、細かくチェックすることが大切です。
最近では室内が広く見える広角レンズのカメラが安価で購入できる時代です。プロの写真家さんに頼んだような写真が簡単に取れますので、手抜きをしないでしっかりと確認することが大切です。
いかがでしょうか。ちょっとしたことで、入居率アップができるとお気付きになったのではないかと思います。
次回は、簡単!入居率アップの方法【入居者募集編②】ということで、内覧される「お客様」を、「入居者様」へ導くポイントをご紹介いたします。
⇒「簡単!入居率アップの方法【入居者募集編②】」はこちら